世界同時株安そして中国・日本経済は？

「世界同時株安そして中国・日本経済は」
2008/0４/７

こんにちは　利究です。株　１年で２７％下落なんて見出しが新聞に！！

東証１部の時価総額で見ると過去最大の１５９兆円の資産価値が消失したそうです。企業の含み益も４０％減少とサブプライム問題が表面化してから株式は,
あっという間に株価は下がってしまいました。当然ながら日本の６大銀行も
今期決算で４０％程度の減益見込みです。サブプライムの損失は７０００～
８０００億円になる見通しです。
サブプライムの問題解決は一体いつ頃になるのでしょうね！！

今年の３月末時点で年初来の値下げ率が一番大きいのは中国です。３０％を超える下げを記録しています。

主要国で一番下げが低いのはアメリカです。サブプライムの発信源でありながら、心理状態と投資マインドの差なのでしょうか？

話は変わりますが、中国の冷凍ギョウザ問題の最終決着は未だに着いていません。中国で野菜洗い機が売れたり、日本のりんごが日本の何倍もの価格で売られているそうです。日本製品の安全性は信じられているようです。

中国の富裕層の人達は中国製品の信頼を置いていないのでしょうね。チベット騒乱問題が聖火リレーにさえ暗い影を落としています。
こういうことが続くと中国への投資や製造品の輸入の減少にもつながりかねません。

また、成長の過程で生じることなのかも知れませんが、北京のスモッグなどを映像で見ていると、ここでマラソン選手が走れるのかと思うほど霞がかかったように見えます。男子マラソンの世界記録保持者は出場しないことを発表しています。こんな状態でオリンピックはうまく行くのでしょうか。
経済成長と環境問題などと調和を取るのは難しいのでしょうね。かつて日本も通った道でもあります。

さて日本に目を転じると、どうも今年１年は相当厳しい年になりそうな気配です。もう既に贅沢品の類は売れなくなっているようですし、食料品の値上げもじわじわと景気動向に効いてくると思われます。ＧＤＰの６０％が個人諸費ですから、これが落ち込むことは経済に与える影響は大きいですよね。加えて安価の中国産の食品は冷凍ギョウザ以来、売れ行きは良くないようですし、結局買い控えが始まるのでしょうか？
株価や円の動向も不透明ですし、銀行も減益や先行きの景気不透明感を受けて融資はかなり慎重になっています。特に不動産融資はほとんどしない状況です。外資もサブプライムの損失で買いが細っていますし、土地が今年下がるのは、間違いないような気がしますし、明らかに兆候も見えます。
少し前には、目にもしなかった高利回りの投資物件などお金があれば買いたいようなものも出てきています。
明るい話題としては、日韓の関係がいい方向に向かっていることでしょうか？日本でも「韓流ブーム」がありましたが、韓国でも日本のアニメや小説は大人気だそうです。韓国の一部の教科書で日韓併合は悪いことばかりではなかったというような以前に比べてかなり好意的なものも出てきたようです。
大事な隣国です。仲良くなるにこしたことはありません。


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