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利究です。いつもご愛読ありがとうございます。
亀井大臣が就任時より、 中小企業、住宅ローン返済の元本・利息の3年間の猶予を真面目に検討し、 銀行への利子補給などの案も出始めている。 まだ、詳細は不明で実現の可能性も疑問符がつくが、 現場の声を聞いているのか?考えさせられてしまう。 効果を全否定をするとは言うつもりない。 例えば、中小企業Aは月商2500万円として借入金が年商の50%(一般論だが 月商の半年分が借入の限度とも言われる。)で平均返済期間が5年間とすると 月の返済元金は250万円月商の10%にしか過ぎず、 売上が2〜3割が下がっている企業に即効性は乏しい。 売上減少は営業キャッシュフローの減少に直結する為、 効果は限定的か、もっと借入比率が低い先には、 数ヶ月立って効果が出てくる言わば、 漢方薬的な施策と言えるのではないか? また、猶予の間銀行へ利子補給すると言う。 その分銀行でなく中小企業や住宅ローン利用者へ利子補給すべきであろう。 勿論法案で具体策が見えるであろうが、今の段階では元金利息は猶予であって、 利息を免除するという話もないし、 また国に負担する財源がないのは、明らかであろう。 銀行への利子補給も銀行業界が歓迎するはずもない。 元金の猶予の方が当然ながらはるかに巨額である。 少なくとも中小企業が今もっとも欲しいのは、「融資つまり資金」だと言う 切実な声は小さくない。 消費不況、回復の兆しが見えるとはいえ 外需の不振で中小企業の売上が大幅に落ち込んでいる。 二次補正の「緊急特別保証」も実効性に乏しかった。 銀行の景気の先行き不透明感から、慎重な姿勢は変わらない。 むしろ倒産増加で不良債権処理に追われている。 元金・利息を猶予すると資金の循環機能不全になるのではないだろうか、 当然ながら銀行の資金は逼迫し、貸し渋りではなく、本当に貸せない状況になる。 融資もさせると中小企業団体の会合で言われたが、それを銀行業界に求めるのは、 少々酷ではないかと思う。 特に株式を公開していない信用金庫・組合などは元金の返済を止められたら、 自分自身の資金繰り自体に支障をきたす恐れさえある。 住宅ローン利用者が3年間猶予を受けたとしても、借入金が減るわけではない。 地価は下がり続けている。 むしろ返済を続けて行きたい人達も少なくないはずである。 中小企業も住宅ローン利用者も全てが猶予を臨んでいる訳もなく、 希望者にもこの低金利時代に利息まで据え置きする必要もないと思う。 リストラなどで収入が途絶えたか大幅減収になったなど、特殊事情のある先 の対応で十分だと思う。 もう少し慎重な検討とプライオリティを明確にすべきだと思う。 実効性のある政策と納得感ことを考慮して貰いたい。 不況対策に職のない人々や セーフティーネット貸付など救済的な政策が目立つが、 景気浮揚策や日本経済の進むべき道なども平行して考え、 実行して行かねば救済的政策を続けていたら、国の財政が持たない。 民間と力を併せ、明日の日本経済の立て直しを考えて欲しいと願う。 政権交代には国民の多く期待がかかっている。議席数の重さを感じながら、 国民の負託に応えてほしい。 当ブログ内に掲載されているすべての文章の無断転載、転用を禁止します。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「銀行に冷たくされたときの実践交渉術」文芸社 須藤 利究 1,100円+消費税 を刊行しました。 中小企業経営者の方や財務・経理担当にきっとお役に立つと思います。 昨年10月、TBSの報道特集NEXT、日本テレビのNEWSZEROで 中小企業コンサルタントとしての活動を放映される。 雑誌は週刊ダイヤモンド、経理ウーマン、週刊現代などに執筆や取材を 受ける。 審査部10年、営業店融資9年、通算2万件以上の決算書を審査。 広範囲の業種を担当し、金融庁の本検査、信用格付、自己査定マニュアル作成 に主力メンバーとして参加した経験と銀行サイドの見方をお届けします。 “金融の世界で20数年のノウハウと最新情報を満載” http://www.rikyu-cs.ecnet.jp s440723@sirius.ocn.ne.jp BY RIKYU (利究→検索) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
by rikyu1357
| 2009-10-03 20:58
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