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2008.12.17
利究です。 いつもご愛読ありがとうございます。 アメリカ経済の津波が段々大きくなって来ています。 GM始めビックスリーが仮に破綻すればアメリカのみならず、 大変な事態、世界恐慌と言う識者もいるだろう。 けれど今回のビックスリーへの融資は対症療法に過ぎす、仮に 融資をしても、大きな砂漠に少しの水を与えるだけで、 そう遠くない時期にまた資金ショートするのは想像に難くない。 またアメリカがゼロ金利政策をついに踏み切るようです。 一気に1%近い引き下げなります。 歴史的出来事だと思います。円高の影響で更に日本の輸出関連産業に 影響がでるのは必至です。 これだけ世界中で金利が下がれば、ソブリン債などを対象にした投資信託も かなりの痛手を被るはずです。 翻って日本は、経済政策は数字は羅列されたものの、実効性も乏しいものが大半という 印象があります。 住宅取得控除額を大幅に引き上げました。史上最高の60万円×10年間です。 でも6000万円の住宅ローンが組める人は、ごく一部です。 その前にマンション売れて、住宅ローン審査が通って始めて効果が出るものです。 枠は拡げても、実需はどれほどでしょう。 効果はゼロとはいいません。低公害車の重量税・取得税のを減免、購入動機となる インセンティブには乏しいですし、中小企業の800万以下の税率22から18%への引下げ も同様、今年など多くの中小企業が赤字ではないでしょうか?ほとんど実効性がない 気がします。 敢えて言えば、繰り戻し還付制度の恩恵に預かれるところは多少ある気がします。 全体的に見て景気対策としては、効果にクビを傾げざるを得ないように感じました。 FRBのバーナンキ議長の迫力ある話との落差を感じざるを得ません。 悲しいけれど、危機意識に大きな落差を感じます。 10月31日から「緊急信用保証」も評判は余り芳しくありません。 福田内閣の考えていたことをそのまま実施しただけだからです。福田さんが辞める9月 以前と今は全く経済環境が変わっています。なのにそのまま使ったので、「原材料価格高騰対応等緊急保証制度」となっています。説明に原油や原材料の高騰と書いてありますが、 原油も穀物も金属類も下がっています。これひとつとってみてもやっつけ仕事だったことが 分かります。認定業種など本当に無意味で今の環境であれば、保証対象業種全てに 適用すれば、市区町村の手間も少しは減ったでしょう。 ですから 第一次の緊急保証融資は、掛け声だけで中身の伴わないものでした。 中小企業の期待が大きかっただけに、失望と怒りは大きいと思います。 麻生さんの話を聞いているとかつての「安定化融資」と勘違いされた方も多かったようです。 「安定化」は信用保証協会に「安定化特別会計」が作られ、国へ再保険で賄えない部分を 補填する仕組みがありました。 今回は名前だけ”緊急”となっていますが、既にある制度を利用して国への再保険の準備金 の財源を4000億円追加しただけでした。 ですから信用保証協会からすれば、自己負担分の2割があるので、安定化のように 気前良く月商の3ヶ月を保証できない訳です。その財源の裏付けがないので、 今までと同じ審査方針で、ただ申し込み件数が多いので時間が掛かっているだけ なのです。「安定化とは似て非なるもの」なのです。 政府も、もう少し実効性あるお金の遣い方をしないと中小企業対策になっていません。 二次補正でも枠だけ増やしても、同じ制度でやるとすれば今回借りた企業は利用 できません。もう少し現場の声を聞かないといけないのではないでしょうか? また『メールマガジンも発行しています。』金融情報に興味のある方是非そちらもご覧下さい。きっと何かが・・・」 “元銀行審査役の眼”利究の「中小企業金融経営研究所」 こちら是非一度ご覧下さい。きっと銀行取引や経営上でのヒントがあると思いますよ。(こちらは金融情勢や経営の話など実践的な話だけを書いています。) http://www.melma.com/backnumber_162510/ 銀行に評価される決算書や財務改善策を知りたい方は http://www.mag2.com/m/0000272534.html 当ブログ内に掲載されているすべての文章の無断転載、転用を禁止します。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 「銀行に冷たくされたときの実践交渉術」文芸社 須藤 利究 1,100円+消費税 を刊行しました。 中小企業経営者の方や財務・経理担当にきっとお役に立つと思います。 審査部10年、営業店融資9年、通算2万件以上の決算書を審査。 広範囲の業種を担当し、金融庁の本検査、信用格付、自己査定マニュアル作成 に主力メンバーとして参加した経験と銀行サイドの見方をお届けします。 “金融の世界で20数年のノウハウと最新情報を満載” www.rikyu-cs.ecnet.jp s440723@sirius.ocn.ne.jp BY RIKYU (利究→検索) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
by rikyu1357
| 2008-12-18 01:10
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