2010.4.29
少し前だが、公示地価が発表された。全国的な下落となった。
東京都心など、商業地の下落が目立った。
2009年は輸出は増加したというものの、
一昨年の水準からすれば70〜80%程度に止まっており、
とても喜べる数字ではない。
やや意地悪な見方をすれば、
先進国(日・米・欧)の景気回復は遅れを、
中国などの新興国の立ち上がりの速さに
助けられていると言ってもいいと思います。
銀座の一等地で25%の下げ、資産デフレは深刻です。
不動産にファイナンスがつかない限り、地価を下げとめる有効な
手立てはないように考えます。
都心の事務所やレジデンスも空室率は高水準で推移しています。
いずれも景気の先行き不安を暗示しているようです。
今はギリシャ問題なんどで、株価は下げ基調ですが、
私には株価が上がる根拠が今ひとつしっくりしません。
勿論、地価と共に株価は景気のバロメイターでも
あるので、喜ぶべきべきことですですが。